鉄道模型 JR東日本 直流特急形電車 E259系

JR東日本 E259系 直流特急形電車

東日本旅客鉄道(JR東日本)の直流特急形車両。
2009年(平成21年)10月1日に特急「成田エクスプレス」での営業運転を開始した。

2010年(平成22年、第53回)鉄道友の会ブルーリボン賞、第11回ブルネル賞受賞車両。

KATO E259系

TOMIX E259系
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 ■ JR東日本 E259系 直流特急形電車

 JR東日本では、東京から約70 - 80km離れている成田国際空港(以下「成田空港」と表記)へのアクセス特急列車として、1991年3月19日より「成田エクスプレス」の運行を開始し、専用車両として253系を開発・運用していた。「成田エクスプレス」の利用者数は順調に増加し、253系も2002年までの間に5次にわたって増備された。

一方、成田空港では2005年に平行滑走路(B滑走路)の延伸を行なうことで大型旅客機の離着陸回数の増加を図る方針を固め、2010年度完成予定で平行滑走路延伸の工事に着手した(予定より早く2009年10月22日から供用開始)。滑走路延伸の完成に伴い、年間発着回数が20万回から22万回に増加することで、成田空港の利用者数はさらに増加すると見込まれた。これにあわせるように、2010年には京成電鉄が成田空港線を開業させ、同時に京成の運行する空港連絡列車「スカイライナー」にも新型車両としてAE形が導入されることになった。

折りしも253系は「成田エクスプレス(N'EX)」初期の車両で登場から20年近くが経過し、更新を施工する時期となっていたが、これらの状況からJR東日本においても新型特急車両を導入し、「成田エクスプレス」に使用されている253系を全て置き換えるために開発された車両である。


253系では、外装には白(ポーラホワイト…極地の白)、黒(コスミックブラック…宇宙の空間)、赤(ホリゾンタルカーマイン…地平線に輝く太陽)、灰色(ストラトスフィアグレー…成層圏の空)の4色を使用していたが、内装も灰色を除く3色の組み合わせとすることで、内外装ともに統一された「成田エクスプレス」のブランドイメージ確立を図っていた。

本系列の開発に際しては、このブランドイメージを継承しつつ、さらにクオリティの高いデザインにブラッシュアップさせることを目指した。また、日本国外からの旅行者にとっては、日本で初めて乗る特急車両であるという考え方のもとに、日本の文化を感じられる高品質さと、快適な移動空間を提供することをねらった。


車体

車両デザインは253系に引き続き、GKインダストリアルが担当している。

基本構造は、E653系の製造以来、JR東日本の特急車両で実績のあるアルミニウム合金の中空押出型材を使用したダブルスキン構造とし、溶接箇所の削減や車体剛性の向上を図った。また、型材にカーテンレールと同様の溝を設け、これを利用して機器や内装品を直接取り付けることを可能にすることで、取り付け工数の削減を図った。床構造はE257系で採用されたゴム系の弾性材料を用いたが、出入台(デッキ)を含む客室全体にアルミニウム板を挿入し、その上に床敷物を敷く構造として、車内の静粛性をさらに高めることをねらった。

車体幅はE257系と同じ2,946mmとしたが、車体高さは後述するように客室内に車内情報表示器を設置する関係上、通路部分の高さを確保する必要があることから、E257系より105mm高くした。また、プラットホームとの段差を縮小するため、床面の高さは253系より50mm低い1,140mmに設定した。客用扉は普通車では2箇所に、グリーン車では1箇所に幅935mm(有効開口幅926mm)の片開き扉を設けた。側面窓は連続窓で、窓の高さは253系の600mmから745mmに拡大された。

先頭車は253系から形状を変更し、E351系と同様に、連結した際の貫通扉を設けた高運転台構造とした。連結時には、253系と異なり、営業運行時にも先頭部の貫通扉を使用可能とすることとした上、自動的に貫通幌を接続する機構(自動ホロ装置)や運転席メーターパネルの配置などに制約が多かったため、実物大模型(モックアップ)を作成の上、視界や機器配置などが最適となるように検討した。そのため他の編成との連結時は、通路を介して編成間の通り抜けが可能である。また、デザインと機器収納の制約上から、先頭車の車体長はE257系と比較して500mm長い21,000mmとなった。前面ガラスは3次曲面で構成されたグリーンガラスを使用し、前方視認性の確保と日射透過率・紫外線透過率の改善を両立させた。ワイパーは主ワイパー2本に加え、故障に備えて補助ワイパーを1本設けた。3本あるうちの中央のワイパーが補助ワイパーである。

前部標識灯はディスチャージヘッドランプ (HID) とシールドビームの併用とし、後部標識灯は発光ダイオード(LED)とした。また、側面種別・行先表示器はフルカラーLED式である。


編成・車種構成

253系では当初3両編成が1つの編成単位となっていたが、その後利用者の増加に伴い中間車を増備の上、過半数の編成が6両編成に増車されている。このため、本系列では当初より6両編成を基本とし、東京 - 成田空港間では2本の編成を連結した12両編成での運行を行なうこととした。6号車(12号車)はグリーン車、それ以外の車両は普通車である。成田空港に向かう列車の先頭車は6号車(12号車)となる。

【塗装デザイン】

カラースキムについては概ね253系から継承しており、ベースカラーは白(ポーラホワイト)、窓周りは窓の下辺から屋根の肩部分までを黒(コスミックブラック)とし、屋根全体を赤(ホリゾンタルカーマイン)とした。ただし、253系で窓のない部分に使用されていた灰色(ストラトスフィアグレー)は目立つようには使用されていないほか、正面は貫通扉を黒としたほかはベースカラーの白としたため、正面に関しては赤が目立つ253系と比較して大きく印象が変わることになった。
「N'EX」のロゴマークについても253系から引き続き継承しており、先頭車の連結面側と正面貫通扉にデザインされた。正面は、253系ではワンポイント程度に記してあったマークを、貫通扉カバー部分に大きく「N'EX」と大書した。


【主要機器】

E233系以降のJR東日本の電車では、電気機器や保安装置などを二重系とすることにより信頼性と安定性を確保する方針であり、本系列もその方針を継承している。

駆動・ブレーキの制御とも、運転台から車両に搭載されている列車情報管理システム「TIMS」を経由してインバータ制御装置およびブレーキ制御装置へ伝送される方式である。

制御方式は、かご形三相誘導電動機4台を1群とし、1台のインバータ装置で2群の制御を行なうVVVF(可変電圧・可変周波数)インバータ制御方式(SC90A形)とした。主回路は2レベル式で、インバータ装置の主変換素子はIGBTである。主電動機はE531系で使用しているMT75形と本体が同一で、主電動機冷却用のダクトを車体側に設けたMT75B形(定格出力140kW)を採用した。歯数比は17:96 (5.65) に設定した。最高速度は253系と同じ130km/hである。

制動装置(ブレーキ)は回生ブレーキを併用した電気指令式空気ブレーキを常用ブレーキとして採用した。常用ブレーキでは、編成ブレーキ力を管理するシステムにより、制輪子の磨耗を低減・均一化するようにブレーキ制御を行なっている。また、空転や滑走が発生した場合は滑走した車軸のブレーキ力を弱めることで再粘着の促進を図った。このほか、勾配線区での速度超過を防止する抑速ブレーキ、降雪時に制輪子と車輪踏面の間に着雪することを防止するための耐雪ブレーキ、保安用の直通予備ブレーキを装備した。

台車は電動台車(電動機により駆動される台車)はDT77形、駆動軸のない付随台車は先頭車前部がTR262形、先頭車後部はTR262A形を採用している。いずれもE257系やE233系に使用されている台車を基本とした、ヨーダンパ付軸梁式ボルスタレス台車である。TR262A形台車には転動防止のための駐車ブレーキを設けた。

車端部妻面にはE257系と同様の車端ダンパを設け、さらに各車両間には車体間ダンパ(ショックアブソーバー)を設置した。また、先頭車では新幹線E2系・E3系で採用されている空気圧式の動揺防止制御装置(フルアクティブサスペンション)を搭載し、乗り心地の向上を図った。

集電装置(パンタグラフ)はE233系に搭載されているPS33D形シングルアーム式パンタグラフを、3号車のモハE259形0番台に1台、5号車のモハE259形500番台に2台搭載した。5号車のパンタグラフのうち、4号車側の1台は予備である。パンタグラフの折り畳み高さは地上から3,980mmとして、中央東線など狭小トンネルのある区間への入線も可能としている。

補助電源装置は三相交流440V、210kVAの容量を有するIGBT素子使用の静止形インバータ (SIV) SC89A形をモハE258形に搭載した。また、偶数号車にはスクリュー式電動空気圧縮機MH3124-C1600SN3B形を装備している。

空調装置は各車両の床下に冷暖房兼用のAU302形を1基搭載する。冷房時の能力は42kW (36,000kcal/h)、暖房時の能力は20kW (17,200kcal/h) である。なお、暖房は先述した側壁下部のヒーターとの併用である。


【運用】

全車両が鎌倉車両センターに配置され、253系に代わって2009年10月1日より「成田エクスプレス」の一部運用に投入された。2010年6月までに合計で6両編成22本(132両)が投入され、この車両数は1991年から「成田エクスプレス」に使用されている253系の両数より21両多い。これは、前述の成田空港の発着便数拡大に対応したものと考えられている。

2009年10月の運行開始までに10本(うち1本は予備)が導入され、2010年6月7日には近畿車輛からNE022編成が甲種輸送されたことで所定の6両編成22本 計132両が揃った。

2012年12月1日より、臨時列車「マリンエクスプレス踊り子」としても運用されることとなった。特急料金は「スーパービュー踊り子」と同じA特急料金が適用されている。

 (Wikipediaより抜粋)  

 ■ JR東日本 E259系 特急形直流電車
「リストラおやじの車両センター」に所属しているE259系特急形電車
 ■E259系 2編成 12両
KATO 10-847/848 6両 成田エクスプレス
TOMIX 92418/92419 6両 成田エクスプレス
 ※なお分類・名称は個人的な好みで分けたものです。正式な分類とは異なります。
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